いなべ市議会 2022-12-13
令和 4年第4回定例会(第4日12月13日)
○
水道部長(辻 英樹君)
使用料の改定以外でということになりますと、
施設のできるだけの
長寿命化ですね。
耐用年数が過ぎたからといってすぐに更新するのではなく、状況を見ながら、
施設の
長寿命化を図りながら整備を進めていきたいと考えております。
○議長(
小川幹則君)
篠原史紀君。
○8番(
篠原史紀君) それでは、2問目の方に参ります。
議案第56号、
令和4年度い
なべ市一般会計補正予算(第8号)に関してでございます。款、項、目は飛ばさせていただきます。
(1)
予算書29ページの
農業振興費の
経営体等育成事業の400万円について。
①農業者の
肥料購入費の補助と説明を受けました。国の要件では、
化学肥料の2割低減の実現を条件としていますが、
予算はどのように積算されたのか。
②農業者に対しての
周知方法は。
③農業者の
申請方法は。
(2)
予算書31ページ、
観光費の
補正額2,199万1,000円について。
①ふるさとい
なべ応援事業について、
ふるさと納税が増加したための増額と説明を受けましたが、
増加額の詳細な内訳と
増加要因を教えてください。
②①に関して詳しい
積算根拠をお願いいたします。
③野遊び推進事業4,500万円は
農業公園内の
堆肥化処理施設の
造成工事費と説明がありました。
移転場所、
移転スケジュール、移転に関わる全体
予算について再度
詳細説明をお願いいたします。
④③について、移転に際して規模や設備の変更はあるのか。
⑤③の
堆肥化処理施設の今までの
事業体制や実績、今後の展望の説明をお願いいたします。
最後に、(3)
予算書41ページ。まず、41ページの
農業用施設災害復旧事業1,700万円と、あと43ページの
河川道路橋梁復旧事業3,600万円について、豪雨による被災による
復旧工事予算であるが、
工事予定箇所の詳しい被災の状況の説明をお願いいたします。
以上です。
○議長(
小川幹則君)
農林商工部長、
二井弘樹君。
○
農林商工部長(
二井弘樹君)
農林商工部からは、ただいま御質問のありました(1)、そして(2)、(3)につきましては、
予算書の41ページ、
農業用施設災害復旧事業について答弁をさせていただきたいと思います。
まず(1)
経営体等育成事業の400万円についてでございます。
①化学肥料の2割減の実現でございます。条件としているが
予算はどのように積算されたかという御質問でございます。
秋肥分をJAの国への
申請予定額より算出した実費24万4,162円として、JAの
春肥分として
使用料を秋肥の5倍、そして
価格上昇率を秋肥1.4に対して1.7として計算したものに加え、JA以外の
肥料販売店分を
JA春肥の70%として積算しました。秋肥の
申請予定額、春肥の
使用料上昇率については、JAに聞き取りを行いまして参考とさせていただいております。
②農業者に対しての周知でございますが、JAをはじめとする
肥料販売店から周知を行っていただいております。
③申請方法でございます。国の
補助金申請は、
肥料低減に向けた
取組メニューのうち二つ以上を実施している
農業者が県の
農業再生委員会に対して行いますが、国のパンフレットによりますと、申請時は5戸以上のグループで行うこととしております。ですから、JAや
肥料販売店などでまとめて申請することを想定しているところでございます。
市の
補助金は、
肥料価格高騰分のうち国が補助を行う70%を除いた30%の半分に当たる15%について、国への申請を行った
農業者に対して補助をするもので、JAなどから
市農林課に対して、国の
交付決定通知書の写しを添付して申請をしていただくという形になります。
次に(2)
観光費の
補正額2,199万1,000円についてということでございます。
①の
ふるさと納税の
増加額、そして
増加要因というところでございます。
平成29年度までは約2,000万円以内で推移してきた
ふるさと納税の
寄附額ですが、徐々に
増加傾向となり、近年、
コロナの影響で在宅時間が多くなったことも後押しをしまして、順調に
寄附額が増加しております。
令和3年度には、初めて4,000万円を超えて、本年度も11月末現在で4,000万円に迫る
寄附額となっております。
このような状況の中、昨年度から
返礼品をより魅力的に伝えるため、
返礼品の
撮影会を実施して、
ふるさと納税ポータルサイトに掲載する
写真提供の支援を行うほか、市内の
返礼品の洗い出しを行うとともに、
地域活性化起業人の
専門的知見も活用し、市内の
飲食店で使えるお
食事券や三重県の市町と連携し、三重県のアンテナショップである
東京日本橋の
三重テラスで使える三重尽くし「美し
国堪能コース」
ペアチケットなど様々な
返礼品をラインナップするほか、
ふるさと納税ポータルサイトもさとふる、楽天、
ふるさとチョイスと
サイト数も増やして、
ふるさと納税寄附額の増加に向けた取組を進めているところでございます。
直近3年ですけども、
令和元年に2,419万7,000円の寄附がございました。
令和2年度には2,596万4,000円、
令和3年度になりますと4,071万3,000円の
寄附額ということでございます。現在
令和4年度の今現在の実績ですが、3,884万円という寄附をいただいております。
②、①に関して詳しい
積算根拠でございます。
増加額につきましては、
想定ふるさと納税寄附額に対して、
ポータルサイトの
掲載量の12%と
寄附額に対する30%以内の
返礼品及び
返礼品の
郵送料となります。当初
予算では、
寄附金額を3,000万円で積算し、1,428万円の
予算を計上しておりましたが、第6
号補正では、
寄附金額を4,500万円と積算して、648万円の増加とさせていただいたところでございます。今回、さらなる
寄附金額の増加の予想に伴い、
寄附金額を5,500万円として432万円の増加とさせていただきました。
③農業公園内の
堆肥化施設の
移転場所、移転の
スケジュール、移転に係る全体
予算の説明でございます。
農業公園内の
堆肥化処理施設移転についての
スケジュールですが、
敷地造成工事、
盛土工ですね。土工と
水路工をやる予定でおります。第8
号補正及び事業繰越しの承認後、
令和5年1月に入札が実施できるように手続を進め、2月には契約を締結し、来年度の
令和5年度中に
造成工事の完了をしたいと考えております。
建築物の設計と
管理業務につきましては、
令和5年1月に入札が実施できるように手続を進めて、2月に契約を締結して設計を進めていきたいと考えております。
建築工事につきましては、
令和5年当初での
予算計上を予定しており、
令和5年度の7月頃に入札、その後に契約、
令和5年度中に
施設を完成させ、
令和6年度から
使用開始ができるように作業を進めていきたいと考えております。
移転場所につきましては、
農業公園の
梅林公園の敷地内になりますが、現在の場所から南に約600メートル先に位置し、現在、三重県が
土石流の
排出残土の搬入を行っている場所になります。
④、③についての移転に際して規模や設備の変更はあるかという御質問でございます。
現在の
施設と同規模で予定をしておりますが、移転後の
施設につきましては、今後、
関係事務機関と協議の調整の上、進めていきたいと考えております。
⑤、③の
堆肥化処理施設の今までの
事業体制や実績、今後の展望でございます。
現在、
自然共生化学株式会社と
施設の
賃貸借契約を締結しておるところでございます。用途としましては、刈草・枝条・幹・竹の
木質材の破砕とその仮保管に使用するものとなっております。
また、移転が完了後も現在の契約を継続して、併せて現在の活動を行っていきたいと考えております。
(2)は以上でございます。
続きまして、(3)の
農林商工部分の説明をさせていただきたいと思います。
予算書の41ページでございます。
農業用施設災害復旧事業の1,700万円の詳細でございます。1,700万円の工事の内訳でございますが、
国庫補助事業分が1件で1,500万円、
市単独事業が5件で200万円となっております。
国補事業で工事を実施する
新町頭首工でございますが、北勢町の新町の
農業用水を取水するために青川に設置されたコンクリートの堰で、
令和4年9月の豪雨によりまして、
青川上流部で発生した
土石流によって
取水堰の一部が欠損しております。また、流出した流木によって
取水ゲートが破損しております。取水及び
ゲートの操作ができなくなりましたので、
取水堰の補修、そして
取水ゲートの交換を行いたいということでございます。
そして、
市単独事業のうちでございますが、
石榑南西八幡用水路についてですが、
令和4年8月の豪雨によりまして水路内に大量の
雨水排水が流入して、水位が
水路構造物の
護岸高を超え、
水路上部の
のり面が侵食されたため、これを復旧するものでございます。
次に、石榑東の
湟川排水路でございますが、
令和4年9月の豪雨で増水しまして、
施設の
プレハブ水路があるんですが、この
プレハブ水路の河床が侵食されて
水路構造物が破損しました。これを復旧したいということでございます。
そして、
宇賀西ヶ窪用水路、そして新町の
横谷用水路、丹生川中の
下井水の3か所につきましては、
令和4年9月の豪雨で水路の
上流部で発生した土砂崩れによりまして、流出した土砂が水路内に堆積しました。その水路の機能が著しく低下したために、
堆積土砂の撤去を行い復旧したいということでございます。
農林商工部からは以上でございます。
○議長(
小川幹則君)
建設部長、梶 正弘君。
○
建設部長(梶 正弘君) それでは、
建設部からは、ただいまの(3)のうち
予算書43ページの
河川道路橋梁災害復旧事業の
工事予定箇所の
被災状況につきまして御説明いたします。
本年8月29日から9月5日の豪雨によりまして、河川1か所と道路1か所の計2か所で災害のほうが発生いたしました。
河川災害は藤原町
西野尻地内の
準用河川、
不動川において、9月2日、19時50分からの約1時間で26ミリの降雨がありまして、20時20分頃には河川の推移が
護岸高の2分の1を超える1.17メートルまで上昇し、この洪水によりまして
不動川の河床が洗堀され、右岸8メートルと左岸24メートルにわたりまして
護岸石積みが崩落いたしました。
コンクリートブロック積みによる
災害復旧工事を実施する
予算2,300万円の計上をいたしております。
また、
道路災害につきましては、藤原町鼎地内の
市道東条線におきまして、路面を流れました雨水が既設の
コンクリートブロック擁壁の端部から擁壁の裏へ流入し、
擁壁裏側の
路体盛土が流出したことによりまして、
コンクリートブロック擁壁が20メートルにわたりまして崩落いたしましたので、
コンクリートブロック積みによる
災害復旧工事を実施する
予算1,300万円を計上させていただいたところでございます。よろしくお願いします。
○議長(
小川幹則君)
篠原史紀君。
○8番(
篠原史紀君) ありがとうございました。私の質疑は以上でございます。
○議長(
小川幹則君)
篠原史紀君の質疑を終了します。
次に、受付2番、伊藤三保君。
2番、伊藤三保君。
○2番(伊藤三保君) おはようございます。私は、議案第50号、い
なべ市下水道条例の一部を改正する
条例の制定についてお尋ねします。
(1)現行の
下水道使用料1立方メートル
当たり約112円をこのまま続けると、国からの
交付金5,000万円から1億円が打ち切られる通達があったと説明がありました。
交付金が受けられないことで減収することにより受ける影響は。
(2)
現行料金を続けた場合に及ぶ影響はどのように想定しているか。
(3)
下水道使用料金の
値上げによって幾らほど増収が見込まれるのかお尋ねいたします。
○議長(
小川幹則君)
水道部長、辻 英樹君。
○
水道部長(辻 英樹君) 議案第50号、い
なべ市下水道条例の一部を改正する
条例の制定についての(1)
交付金が受けられないことで受ける影響はという御質問につきまして、国が示しますのは
令和7年度以降の下水道の整備に対する
交付金の交付についての要件としており、具体的には、それ以降に行う交付対象事業である
施設整備を全て
市単独事業で行わなければならないと考えております。具体的な工事内容につきましては、まだ決定はしておりませんけれども、今後は
施設更新等も拡大していく必要がございますので、全てを市の単独費で行うことは
下水道事業の継続が極めて難しいと考えております。
続きまして、(2)の
現行料金を続けた場合に及ぶ影響はどのように想定しているのかという御質問につきまして、(1)とも似た答弁になるかとも思いますが、
下水道事業に対する国からの
交付金が見込めなくなりますので、
施設の更新とか整備が計画どおりに進まないというような状況に陥る可能性がございます。
(3)の
使用料の
値上げによって幾らほど増収が見込まれるのかという御質問につきまして、先ほどの篠原議員の答弁のときとも同じようなことになるんですが、令和3年度と同じ程度の使用水量があった場合、1回目の改定、
令和6年度でございますけども約1億円、2回目の改定、
令和7年度で約8,000万円で、合計1億8,000万円ほどの増収になると見込んでおります。
以上でございます。
○議長(
小川幹則君) 伊藤三保君。
○2番(伊藤三保君) それでは、(1)と(2)の再質問ですが、
施設工事の具体的な内容を教えてください。
○議長(
小川幹則君)
水道部長、辻 英樹君。
○
水道部長(辻 英樹君)
施設整備の工事の内容でございますが、今現在もやっておるんですが、農業集落排水地区の公共下水道地区への統合工事、それから、
老朽化してきます管路の更新工事とか、マンホールポンプとか、監視装置の機械設備の更新工事などが主なものになります。
以上です。
○議長(
小川幹則君) 伊藤三保君。
○2番(伊藤三保君) 全体的に物価が高騰していて、市民の生活を圧迫していますけれども、なぜこのタイミングでの
値上げになったのか教えてください。
○議長(
小川幹則君)
水道部長、辻 英樹君。
○
水道部長(辻 英樹君) 食糧費とか光熱費とかいろいろなものが
値上げされているこの時期に
使用料の改定の話をさせていただきますのは、本当に心苦しいところではございますけども、国が言います最低限の
経営努力という最低限です。い
なべ市にとっては最大限に近いんですが、1立方メートル
当たり150円という数値を令和7年度にクリアするには、令和6年度、令和7年度の改定が必須になると判断いたしました。改定が大きく十分な周知を必要と考えておりまして、今回、期間が少し長いんですが提案をさせていただくことになりました。
今年の3月議会では、早くて令和5年度秋の改定としていましたが、少しでも先になるように半年先送りして、令和6年4月から、また改定を
令和6年度と
令和7年度の2回に分けることで急激な負担増がないような案を策定して提案させていただきました。
以上です。
○議長(
小川幹則君) 伊藤三保君。
○2番(伊藤三保君) 私からは以上です。
○議長(
小川幹則君) 伊藤三保君の質疑を終了します。
次に、受付3番、衣笠民子君。
14番、衣笠民子君。
○14番(衣笠民子君) 14番議員、日本共産党の衣笠民子です。
通告書に従って、議案第47号、議案第45号、2議案について
総括質疑を行います。
まず、議案第47号、い
なべ市個人情報の保護に関する
法律施行条例の制定について、3点にわたってお聞きいたします。
(1)これまでい
なべ市の個人情報の保護に関して、い
なべ市個人保護
条例として
条例で規定されてきました。今回この
条例を廃止し、
法律施行条例となります。今回盛り込まれた開示決定などの期限、訂正請求の手続など以外は、全て法に委ねられるということかお聞かせください。
(2)個人情報の保護に関して、
条例から法律に変わることで市への影響は。
(3)個人情報の保護に関して、
条例から法律に変わることで市民への影響は。
この3点にわたって、よろしくお願いします。
○議長(
小川幹則君)
企画部長、長﨑十九八君。
○
企画部長(長﨑十九八君) 議案第47号、い
なべ市個人情報の保護に関する法律施行条令の制定について、3点御質問いただきました。
まず、(1)は、法律の規定により、
条例で定めることができるとされた事項のうち、本
条例で規定したこと以外は法律の規定に従うこととなります。
次に、(2)は、法律に変わることによる市の影響につきましては、次の2点が考えられます。
まず1点目でございます。漏えいについての報告義務が創設されました。このことによりまして、個人情報保護委員会規則で定める個人情報の漏えいが発生したときには、個人情報保護委員会に報告することとなります。
次に、2点目です。これまでは個人情報を取り扱う事務を全て洗い出して、その内容をホームページ等で公表してまいりましたが、今後は取り扱う個人情報の数が1,000人以上のもののファイルであるとか台帳であるそのものを洗い出して公表することとなります。
最後に(3)、市民への影響につきましては、現時点ではないと考えております。
以上です。
○議長(
小川幹則君) 衣笠民子君。
○14番(衣笠民子君) 個人情報の保護に関して、それぞれの自治体の
条例によらず、国、民間、地方で統一することの改正の最終目標は、個人情報を匿名加工情報として利用できるようにするということでしょうか。
○議長(
小川幹則君)
企画部長、長﨑十九八君。
○
企画部長(長﨑十九八君) 今回の改正につきましては、これまでの改正はほぼ等々について重きを置いておりましたけども、その中でこういう情報化の時代にあって、その情報の活用という視点からも法律が改正されたという趣旨がうたってございました。そういうことを鑑みますと、議員おっしゃいました今のところもその中には含まれておるのかなと考えております。
以上です。
○議長(
小川幹則君) 衣笠民子君。
○14番(衣笠民子君) 参考資料の5ページに見直し後の図があります。①から④までと見直し後のところには数字が振ってあるわけですけれども、現在の地点は②に着手するということでよろしいでしょうか。
○議長(
小川幹則君)
企画部長、長﨑十九八君。
○
企画部長(長﨑十九八君) 今回、②によりまして、民間であるとか、個人であるとか、
地方公共団体のものを一本化したと。一番下の④のところでございますけども、匿名加工情報の理由につきましては、都道府県とか政令指定都市では今回、活用等々が開始されていると聞いておりますけども、市町村につきましては当面の間、任意とされておりますので、い
なべ市といたしましては、当面募集する予定はないです。
以上です。
○議長(
小川幹則君) 衣笠民子君。
○14番(衣笠民子君) それでは、次の質疑にいきます。議案第45号、い
なべ市職員の
定年等に関する
条例等の一部を改正する
条例の制定について、3点お聞きいたします。
(1)経過措置として暫定再任用制度が導入されます。現行の再任用制度でこれまで任用されきた年度ごとの人数をお聞かせください。
(2)定年前再任用短時間勤務制が導入されます。現行の再任用制度では、勤務時間ではどのような働き方をされているんでしょうか。
(3)給与月額の7割措置とされていますが、現行の再任用制度との比較ではどう変わるのかお聞かせください。
以上です。
○議長(
小川幹則君)
総務部長、岩田長司君。
○
総務部長(岩田長司君) まず、(1)現行再任用制度での年度ごとの任用者数はの御質問でございます。
まず、制度が始まりました平成26年度が新規任用として5人、平成27年度が8人、平成28年度が12人、平成29年度が8人、平成30年度が12人、平成31年度が13人、令和2年度が15人、
令和3年度が11人、
令和4年度が11人といった状況になります。
続きまして、(2)の定年前再任用短時間勤務制と現行の再任用制度とでは、勤務時間はどのような働き方かとの御質問でございます。
現行の再任用制度では、勤務形態をフルタイムと短時間勤務の選択ができます。フルタイムの勤務形態については、定年前職員と同様に1日7時間45分、週5日勤務でございます。短時間勤務については、1日7時間45分で、週4日勤務で運用しております。
定年前再任用短時間勤務制では、これまでの再任用制度の短時間勤務職員と同様の扱いとなり、週4日勤務の運用を予定しております。
続きまして、(3)給与制度につきまして、現行の再任用制度との比較でどう変わるかの御質問でございます。
現行の再任用職員の給与については、再任用職員の給与表を適用しまして、職務給で給与額を決定します。一般行政職員を例にしますと、定年前の役職及び給与に関わらず3級主任の給与表を適用します。定年延長制度では、定年前の給与の7割措置となり、管理職員は役職定年に伴い課長補佐に降任し、非管理職は給与のみ7割措置を行い役職降任はありません。
また、現行の再任用職員の期末勤勉手当の支給率は
条例どおり2.25月分でありますが、定年延長職員については、定年延長前職員と同様の4.30月分でございます。
なお、定年前再任用短時間勤務職員の給与制度は、現行の再任用短時間勤務職員と同様の扱いとなります。
給与については、現行の再任用職員の給与表を適用します。勤務時間数が短いために、勤務時間数を案分した給与額となりまして、期末勤勉手当の支給率は、先ほど申し上げました再任用職員と同様の2.25月分となります。
以上でございます。
○議長(
小川幹則君) 衣笠民子君。
○14番(衣笠民子君) (3)の給与比較ですけれども、細かく説明いただきましたけれども、現在の再任用制度と比較すると変わらないのか、減るのか、増えるのかお聞かせください。
○議長(
小川幹則君)
総務部長、岩田長司君。
○
総務部長(岩田長司君) 再任用職員の給与については、行政職(一)表の3級の表を使います。その額については、規定にございますとおり25万9,900円ということでございますので、基礎額については変わらないと。ただ短時間勤務につきましては、週4日ということですので5分の4と計算上なりますので御承知おきください。
○議長(
小川幹則君) 衣笠民子君。
○14番(衣笠民子君) これで
総括質疑を終わります。
○議長(
小川幹則君) 衣笠民子君の質疑を終了します。
これにて、
総括質疑を終了します。
なお、ただいま議題となっております日程第1、議案第44号から日程第16、議案第59号までの16議案は、お手元に配付の議案付託表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。
次に、日程第17、議案第60号及び日程第18、議案第61号までの2議案を
一括議題といたします。提案理由の説明を求めます。
市長、日沖 靖君。
○市長(日沖 靖君) それでは、追加議案第60号と第61号、資料の方を少し見ながらお願いできるとありがたいと思います。
議案第60号、
工事請負契約を変更する契約の締結についてということで、今建設中のい
なべ市民温水プールの件でございます。
資料のほうの1ページを御覧いただきますと、変更前から工事価格そのものをインフレスライド分として8,906万4,000円、そして追加工事分を2,507万4,000円追加させていただきたいということで、合わせて変更金額は16億3,233万1,800円とさせていただきたいということです。
この変更の理由につきましては、一つに、追加工事分の2,500万円につきましては、キュービクルという電力会社から供給される高電圧6,600ボルトの電気を、一般の
施設で利用できる低電圧100ボルトから200ボルトに変圧する設備のことをキュービクルと呼んでいるんですけども、大安庁舎周辺の
施設につきましては、キュービクルが一体利用されておりました。したがいまして、老人福祉センターを解体する際に、他の
施設への電力の供給が維持できるようにキュービクルの分離が必要となってまいりました。
しかし、世界的な半導体の供給不足から、全てのキュービクルの分離工事を先に行うことができなくなりまして、とりあえず仮設のキュービクルで対応せざるを得なかったと。その仮設の費用が余分に発生しましたので、2,507万4,000円が追加となりました。
それともう一点は、物価スライド分といいますか、インフレスライド分、11月の日銀の企業物価指数が発表になりました。それも9.3%の物価上昇ということで、特に企業間物価が急騰しております。だからその関係上、約6.5%、8,906万4,000円分を追加させていただきたいというのが議案第60号でございます。
次に、議案第61号につきましては、
一般会計補正
予算(第9号)でございます。
補正
予算のほうをちょっと見ておいていただきますと、歳入歳出それぞれ3,965万7,000円を追加しまして、261億4,672万3,000円としようとするものでございます。歳入歳出ともに出産・子育て応援
交付金事業に関わる補正でございます。妊娠届出時に5万円、出生届出時に5万円を支給するという政府の対策です。
令和4年4月以降の出産が対象となるということで、国の
令和4年度第2次補正
予算が成立いたしましたので、一日も早く給付金を支給できるよう本議会で追加提案させていただくものでございます。
資料2ページを見ていただきますと、2本になりまして、出産・子育て応援
交付金事業ということで2,093万5,000円の追加でございます。対象は370人で1人5万円ということです。
次に、出産・子育て応援
交付金事業で、これについては1,872万2,000円ということで、これも対象人員は370人で1人5万円の給付、あとは事務費等を計上させていただきました。
よろしく御審議のほどお願いしたいと思います。以上です。
○議長(
小川幹則君) 市長の説明が終わりましたが、補足説明がありましたら許可いたします。
(「ありません」の声あり)
○議長(
小川幹則君) 以上で提案理由の説明を終わります。
暫時休憩します。
午前 9時51分 休憩
午前10時 5分 再開
○議長(
小川幹則君) 会議を再開いたします。
これより、議案第60号、
工事請負契約を変更する契約の締結について(い
なべ市民温水プール(仮称)
新築工事)に対する質疑を許可いたします。
質疑はございませんか。
12番、岡 恒和君。
○12番(岡 恒和君) 議案第60号、
工事請負契約を変更する契約の締結について質問します。
追加工事分とされている仮設受電設備の追加施工なんですが、この追加仮設受電設備なんですが、完工後の活用というのはできないものなのか、それとも、もう完成したものの中に取り入れていくのか、どちらなのでしょうか。
○議長(
小川幹則君)
教育部長、小寺道也君。
○
教育部長(小寺道也君) 今、使っているのは仮設のものでして、リース物件になりますので、これはお返ししなければならないものですので、質問の答弁としてはお返しするものなので使えませんということになります。
○議長(
小川幹則君) 岡 恒和君。
○12番(岡 恒和君) そうすると、リースする代金だという答弁だと思うんですが、本来この受電設備の施工する金額というのは、どの程度になるのでしょうか。本来の
施設に組みつける場合の受電設備の金額としてはどの程度のものになるんでしょうか。
○議長(
小川幹則君)
教育部長、小寺道也君。
○
教育部長(小寺道也君) すみません、ただいま詳細な金額を、数値を持ってませんので、後ほどお伝えいたします。
○議長(
小川幹則君) 他に質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
○議長(
小川幹則君) 議案第60号に対する質疑を終結します。
次に、議案第61号、
令和4年度い
なべ市一般会計補正予算(第9号)に対する質疑を許可いたします。
質疑はございませんか。
14番、衣笠民子君。
○14番(衣笠民子君) 衣笠民子です。出産・子育て応援
交付金事業について質問します。
特に出産応援ギフト5万円の支給なんですけど、妊娠届出時の面談実施後に給付するということですけれども、妊娠届出をしないと受けられないということでしょうか。
○議長(
小川幹則君)
健康こども部長、出口美紀君。
○
健康こども部長(出口美紀君) 妊娠届けをしないと受けられないということでございます。支給の要件としましては、御自分で反応を見てというところでも妊娠届けは出せるんですけれども、産科の医療機関へかかっていただくということ、確認が必要ということで、そちらも支給要件となっております。
以上でございます。
○議長(
小川幹則君) 衣笠民子君。
○14番(衣笠民子君) 妊娠届出時に支給が決まるんですけれども、妊娠届出時以降の状況についてはもう関係がないというか、例えば妊娠が継続できなかった場合とかもあるかと思うんですけれども、それは関係なく、もうとにかく届出時が対象というか、そういうことでしょうか。
○議長(
小川幹則君)
健康こども部長、出口美紀君。
○
健康こども部長(出口美紀君) 申請を妊娠届出時に行っていただきまして、出産・死産に関わらず支給はさせていただくということでございます。
以上です。
○議長(
小川幹則君) よろしいですか。
ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
小川幹則君) これにて、質疑を終結いたします。
なお、ただいま議題となっております日程第17、議案第60号及び日程第18、議案第61号は、お手元に配付の議案付託表のとおり所管の常任委員会へ付託いたします。
以上で、本日の日程は全て終了しました。
次回の本会議は、12月23日午前9時に再開します。
それでは、これをもちまして散会といたします。
(午前10時10分 散会)
地方自治法第123条の規定により、ここに署名する。
い
なべ市議会議長
い
なべ市議会署名議員